初めての旅は留萌本線の終着駅留萌駅から旧増毛駅まで歩きます。
留萌本線は1910年(明治43年)に深川~留萌間が、1921年(大正10年)に留萌~増毛間が開通しました。
深川~留萌間が営業キロが50.1km、留萌~増毛間が16.7kmの計66.8kmの線でした。
かつては、石炭、にしん漁で栄えたこの地方も、石炭から石油へのエネルギー転換や
にしん漁の不振などの時代の流れにより、鉄道利用者は激減しました。
2016年(平成28年)12月4日の運行を最後に留萌~増毛間が廃止となりました。
今回はその廃止になった留萌~増毛間を廃線跡に沿って歩いていこうと思います。
なぜ、一番始めの旅に廃線を選んだか・・・
新しく始まるこのブログと歴史の役割を終えた廃線が交錯する・・・
何かロマンティックじゃないですか。
といいつつ、本音は程よい距離だから笑
16.7キロくらいなら歩けるだろうという安易な考え&どれくらいしんどいのかとかいろいろ試金石にしようという魂胆もあります。
それでは増毛駅までの記録を書いていきますのでお付き合いください。


午前6:00留萌駅です。
かつては羽幌線との分岐であっただけに大きな駅です。
1967年(昭和42年)に建て替えられたようで、昭和な雰囲気を醸し出すいい風情の駅です。
駅の中には木彫りの数の子!?
そして留萌のゆるキャラKAZUMO(かずも)ちゃん。
留萌はニシン漁で栄えた数の子の街です。

留萌駅から5分ほど歩いた場所。
かつて踏切のあった場所。
レールは途切れ、踏切は撤去されています。
留萌駅のホームには6時47分発深川行きの列車が停まっています。


二本の鉄橋が見えてきます。手前が留萌、奥が増毛側です。
左が増毛に向かっていた留萌本線用、右は留萌の港に向かっていた線用だったそうです。
重機によって線路の撤去が進められています。
立ち入り禁止の看板が置かれ、草に覆われてしまっています。

先ほどの鉄橋の反対側(増毛側)に渡りました。
上の方まで草が巻き付いています。
青々と伸び行く植物の生命力と朽ち果てていくだけの鉄橋の対比
しかし冬になれば草は枯れていく
そんなもののあわれを感じながら鉄橋を眺めていました。


道路をまたぐ陸橋も撤去されています。
線路も草に覆われています。
海が見えてきました。

留萌市街を抜けて急坂を下ると海沿いに出ました。
右上の方の突き出した部分の真ん中くらいが増毛です。
②に続く

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