宗谷本線駅巡り 北星駅。
智恵文駅から人気のない細い道を進むこと約5分、踏切が現れ、そこから板張りのホームが見えます。

さらに駅の方に進むと畑の中に駅舎?待合室らしき建物を発見!!
奥に板敷きのホームも見えるので北星駅で間違いなさそうです。
周囲には2,3軒の建物がありますが、まったく人の気配はありません。
秘境感がすごい。素晴らしい雰囲気。

木製の古い建物。
ものすごく山の中の古い民家の納屋のような風情です。
北星駅は昭和34年(1959年)に開業した駅なので、おそらく当時からのものだと思います。

中に入るべく、ドアに向かうと・・・
ものすごく斜め、隙間が空いていて反対側が見えます。
「ドアは外れやすいので丁寧に開閉してください」と。
開けようとしてもすんなりと動かないのでおっかなびっくりゆっくり開けました。

中に入りました。
意外と広い!!窓が多くて中は明るいです。

ほかの駅同様、夏でも、除雪道具は完備。
駅ノートもありました!

ホームに向かいます。
ホーム側から見ると
「毛織の北紡」の看板が!!
北星駅といえばあまりにも有名なこの看板。
生で見ることができて感動です。

待合室からホームは少し距離があります。

木製のスロープを登りホームに出ます。
稚内方面です。
どうしても「毛織の北紡」を入れて撮りたくなる。

駅名標も一緒にパチリ。

撮影を終え、板敷きスロープを降りるときに気づきました。
板敷きスロープの最後がコンクリートの枕木?のようなものが埋まっていたのですが、
それに刻まれた文字が
「昭和三十一年七月」。
この北星駅の開業は
「昭和34年」のはず。
なぜ開業よりも3年も前の日付が彫られた石が埋められているのか・・・??
ミステリー!!ご存じの方いたら教えてください。

北星駅気に入りすぎて雪が降ってからも訪問しました。
11月なのでまだそれほど雪深くはないですが、雪と夕暮れで哀愁漂いますね。




哀愁漂う後ろ姿。こうゆう渋い大人になりたいものです。

北星駅はこの秘境感ですから、利用者はほぼ皆無。
廃止対象となっており、名寄市も廃止を容認する意向を示しています。
来年には廃止される見込みとなっています。
毛織の北紡を見たい方はコロナが治まったらGO!!
おわり
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コメント
ぶとぼそ
あの待合室は何も予備知識がないと待合室とは思わないですよね。
冬場はあんな建物でもあるなしで生死に関わるような気がします(笑)。
2020/05/13 URL 編集
旅鉄ぴ~た~。
写真で見ていたので知っていましたが、知らなければただのボロ小屋ですね。
北海道の冬を考えると壁が1枚あるだけでも大違いですね。
まさに生死にかかわりますね。おかげで今まで残ってきたのでしょう!
2020/05/13 URL 編集